PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

| スポンサー広告 | --:-- | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

≫ EDIT

改正検察審査会法



▼検察審査会が大変身「起訴相当」2度目なら強制的に起訴
検察官の不起訴の判断が妥当かどうかを、国民から選ばれた審査員がチェックする検察審査会。その役割が5月21日から大きく変わり、審査会の議決が法的な拘束力を持つようになった。裁判員制度の「先輩格」ともいえる国民の司法参加制度の今後を展望する。

 ◆期待◆

 改正検察審査会法が施行された5月21日、兵庫県明石市の歩道橋事故の遺族が、神戸検察審査会に3回目の審査を申し立てた。2001年7月に通行人の下敷きとなって幼児ら11人が死亡したこの事故を巡っては、警備を担当した警察署幹部の業務上過失致死傷容疑について、審査会は過去2回「起訴相当」と議決したが、神戸地検はいずれも不起訴処分としていた。「改正法は追い風」。遺族の一人は期待を込める。

 検察審査会は、検察の公訴権(起訴するかしないかを決める権利)に民意を反映させるため、戦後導入された日本独自の制度だ。有権者の中からクジで選ばれた11人の審査員が、不起訴処分の是非を審査する。

 「不起訴は正しくなく、起訴すべきだ」という「起訴相当」や、「もっと捜査を尽くしてから、起訴・不起訴を決めるべきだ」という「不起訴不当」の議決が出ると、検察は再捜査を行うものの、これまでは議決に強制力がなかった。最高裁によると、2008年末までに計15万3136件の審査が行われたが、議決を受けて再捜査した1万6948件のうち、最終的に起訴になったのはわずか1408件。民意が生かされているとは言い難かった。

 ◆風穴◆

 今回の改正で最大のポイントは、「起訴相当」の議決が2度出ると、強制的に容疑者は起訴されるという点だ。検察が公訴権を独占してきた状況に大きな風穴が開くことになる。

 1度目の「起訴相当」の議決に対し、検察官が改めて不起訴としたり、原則3か月以内に起訴しなかったりした場合、第2段階の審査に入る。法律的な助言を弁護士から受け、検察官の意見も聞いたうえで、「起訴相当」の議決をすると、裁判所から指定された弁護士が検察官に代わって容疑者を起訴。公判では検察官の立場で立証活動を行う。

 改正法の対象は、5月21日以降に「起訴相当」の議決が出た事件。明石の事故で神戸検察審査会は過去に2度「起訴相当」を議決しているが、今後新たに「起訴相当」が2度連続すると、改正法によって起訴が強制的に行われる。

 ◆不安も◆

 「政治家や公務員の犯罪が起訴猶予になるなど、市民から見て納得できない事件を裁判の場で公に裁けるようになる意義は大きい」。日本弁護士連合会で改正法の対策を担当する山下幸夫弁護士は、そう言う。各地の弁護士会は、各審査会から法律的な助言の要請があった場合、経験5年以上の弁護士を推薦する予定で、東京の3弁護士会は既に60人超の希望者リストを作成した。

 ただ、容疑者を起訴する弁護士は、検察官を通じて警察を指揮しながら、補充捜査もしなければならず、山下弁護士は「検察との協力が課題になる」と話す。

 一方、ある検察幹部は「今後は、同じような事件でも、(検察審査会の議決によって)起訴されるケースとされないケースが出て、判断基準がばらつく可能性がある」と戸惑いを隠せない。

 ◆どうなる?「西松」や「JR福知山線事故」◆

 今後、焦点になりそうなのは、国民感覚と検察の判断とのズレが指摘されてきた政界事件や事故を巡る業務上過失致死傷事件だ。

 日本歯科医師連盟の1億円ヤミ献金事件では、野中広務・元自民党幹事長らについて「不起訴不当」の議決が出され、同連盟の迂回(うかい)献金疑惑では山崎拓・前同党副総裁について「起訴相当」の議決が出たが、不起訴の結論は変わらなかった。

 西松建設がダミーの政治団体を使って政界に資金提供した問題で、政治資金オンブズマンが先月、自民党政治家の会計責任者らを政治資金規正法違反容疑で東京地検に告発した。不起訴となった場合、検察審査会に審査が申し立てられる可能性がある。同オンブズマンの阪口徳雄弁護士は「政治家の事件では証拠があるのに起訴しないと感じることが多かった。今後は1回目の『起訴相当』の議決で検察側にも重圧がかかる」と断言する。

 兵庫県尼崎市で05年4月、乗客106人が死亡したJR福知山線事故では、神戸地検がJR西日本を業過致死傷容疑で再捜索するなど捜査が続く。今後、仮に当時の幹部らが不起訴になれば、検察審査会へ申し立てが行われるのは必至だ。

 一方、医療分野については慎重な判断を求める声も。医療事故に詳しい棚瀬慎治弁護士は「2度の議決で起訴が行われたものの後に無罪が出ると、医師や医療現場に与える影響が大きい」と指摘している。(社会部 南原務、小林篤子)

 ◆検察審査会=審査員の任期は半年間で、3か月ごとに半数が入れかわる。全国で165の審査会があり、被害者などからの申し立てを受けて審査を行うほか、新聞記事などを基に職権でも審査を始められる。審査員が職務上知った秘密を漏らした場合、これまでは2万円以下の罰金だったが、今回の改正で罰則が6月以下の懲役または50万円以下の罰金に強化された。



裁判員制度の導入に伴って、検察も変わる!これまでは、裁判自体にならないケースもあった事案の多くがこのことによって解決される。

| Journal | 18:02 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT














TRACKBACK URL

http://kaizins.blog46.fc2.com/tb.php/31-152ed708

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。